熊本地震から4年 | 2020/04/14

熊本地震から4年。

この災害により犠牲となられた方々に改めて哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

熊本には布田川断層・日奈久断層など、エネルギーを蓄えている断層があり、熊本地震のような大地震が再び起きてもおかしくありません。

玉名市「地震防災マップ」によれば、マスト整骨院・鍼灸院のある玉名市岱明町西照寺では最大震度6弱の揺れが起こる可能性があります。

震度6弱とは、立っていることが困難で、固定されていない家具はほとんど倒れてしまう強さです。

なので、あの時の記憶・経験を風化させないよう、日頃から備えておくこと、イメージしておくことが大切です。

院内で地震が発生したら…

当院内で地震に遭遇したら、皆様の安全はスタッフが守りますので必ず指示に従ってくださいますようお願い致します。

施術エリアで遭遇したら…

ベッドで施術を受けている方は、強い揺れの中、下に降りようとすると転落してケガをしてしまう危険性があるため、揺れが落ち着くまでベッドの上でお待ちいただき、タオルやカゴなどで頭を守ってください。

特に鍼を受けている方は、鍼が刺さったまま動くと大変危険です。スタッフが直ちに対処しますので、それまでお待ちください。

待合室エリアで遭遇したら…

待合室や受付付近にいる方は、慌てて外に飛び出さないでください。

入り口付近の段差で転倒する危険性があります。

揺れが落ち着くまで、バッグなどで頭を守ってください。

トイレで遭遇したら…

ドアを開けてください。閉じ込められる危険性があります。

揺れが落ち着いたら…

玉名市岱明町西照寺の最寄りの避難所は、

指定緊急避難場所    :岱明中央公園グラウンド

一次避難所(拠点避難所):ふれあい健康センター 玉名市岱明町中土1022(電話:0968-57-4141)

となります。

また、当院前の国道208号線は緊急輸送道路に指定されています。

規制される可能性があるため自動車での避難は避けましょう。

もし、ケガをしてしまったら…

有明広域行政事務組合消防本部には12台の救急車が配備されています(平成31年4月現在)。

しかし、地震による停電や通信基地局の損壊や、同時多発的に大多数の負傷者が発生した場合には、救急車などの公助には頼れません。

もし、骨折・脱臼・捻挫・打撲であれば、柔道整復師なら応急処置が行えます。

近隣の方々に限定されてしまいますが、緊急時はお尋ねください。

避難先で…

熊本地震で問題となったものとして、長期間の避難所生活や車中泊による『生活不活発病』や『エコノミークラス症候群』があります。

生活不活発病とは、「動かない」状態が続くことにより、心身の機能が低下して、「動けなくなる」ことをいいます。

原因として、避難先でボランティアや支援者の方が「やってあげることがよいこと」と思って、被災者のやれること・やりたいことを奪ってしまい、活動量を低下させてしまうことや、周りの目を気にして体を動かす運動などの趣味も制限され、被災者も「迷惑をかけないように」と遠慮してさらに動かなくなってしまいます。

なので、持病や障がいをお持ちの方、高齢者の方にも役割を持ってもらい、社会参加の機会を増やすことが大切です。

エコノミークラス症候群とは、足にできた血の塊が肺の血管を詰まらせてしまう病気(深部静脈血栓症/肺塞栓症)で、心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを高めます。

被災者は、発生直後の急性ストレスと、避難生活による慢性ストレスによって、交感神経が緊張し、血管の収縮や血圧の上昇が起き、運動や水分の不足も加わることで、エコノミークラス症候群が発生します。

これらの根底にあるのは肉体的・精神的なストレスです。

避難所などの硬い床で数日も寝れば、腰も痛くなるでしょうし、首も痛くなるでしょうし、持病も悪化するかもしれません。

震災発生直後には災害医療チーム「DMAT」などが被災地に入り活動しますが、震災によるケガなどの処置が主な役割であり、腰や首の痛みなどには十分な対応ができない可能性があります。

そこで、心身ともに疲れ切った被災者へのケアとして、近年「災害鍼灸」が有効であると注目されています。

鍼灸師がDMATなどとともに避難所などで活躍する時代がやってきました。

鍼灸師が避難先に来た場合は、積極的に相談や施術を受けてみてください。

(前列右から3番目が西尾先生。2016年4・5月、医療支援チーム参加時の写真。)

複合災害、感染症に備えて…

もし、新型コロナウイルス感染症と大地震が同時に起こり、避難しないといけなくなったらどうしますか?

避難所は「密閉・密集・密接」の3密が揃いやすい環境だといえます。

水道・電気・ガスなどのライフラインも使えない可能性があり、「不便・不満・不衛生」の3不が加わるかもしれません。

こうした複合災害に備えて、避難所には「マスク」「消毒用アルコール」「体温計」を持参できるように準備しておくことをおすすめします。

震災発生直後は、混乱して、避難所が円滑に機能しないこともあるでしょう。

まずは落ち着いて、地域のみんなで協力して取り組み、助け合うこと。

日常出来ないことは災害時も出来ません。

新型コロナウイルスが感染拡大しても、災害は待ってくれません。

熊本地震から4年、

改めて考えてみてはいかがでしょうか?


文責 西尾

お問合わせ|マスト整骨院・鍼灸院

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