【全ては経験・後半】西尾清太郎【スタッフ紹介②】 | 2020/05/21

前回の続き。

〈プロフィール〉

西尾清太郎(Nishio Seitaro)

鍼灸師7年目

鹿児島県出水市出身、28歳、水瓶座。性格は人見知りの変人。好きな食べ物は糖と脂、特に和菓子と魚。最近ハマっていることはプログラミング。小学1年で川崎病にかかり医療職へ憧れ、小学3年から始めたバドミントンで肩や肘を痛めたことで、医療とスポーツ医科学の両方を学べる九州看護福祉大学の鍼灸スポーツ学科に進学。鍼灸師や健康運動指導士の資格取得。卒業後は大学院修士課程へ進み、多職種連携などを学び、酸化ストレスや自律神経系の研究を行う。同時に非常勤実習助手やリラクゼーション業に従事、登録販売者の資格取得。2019年5月から帯山のマスト鍼灸整骨院で勤務し、去年秋頃からマスト整骨院・鍼灸院に移ってきて現在に至る。

 

(今回も自作自演だよ!笑)

 


 

西尾が育った出水市はツルの飛来地として有名だ。

年間1万5千羽ほどが越冬のためにやってくる。

西尾「出身の小学校、中学校は小規模校だったので、自分たちの学年は特に少なくて最低4人、最高でも7人でしたね。当時から変わりモンで、宿題をやっていかないでよく怒られてました(笑)。」

 

この宿題やらない習慣は高校に行っても続いてしまい、高校でもしこたま怒られたらしい。

 

西尾「ホント怒られましたね(笑)。鹿児島は朝課外という自由参加なのにそこで授業が進む謎制度があって、7時20分からなんですけど、いつもギリギリにしか行かないんで、よく遅刻していました。それで怒られるんですよー。だからもう遅れるって時は、ズル休みしていましたね(笑)。それでまだ成績が良ければ良かったんだろうけど、まあビリでしたからね~(笑)。今思えば適用障害だったと思うんですけど、毎日腹痛で下痢ばっかでしたね(笑)。なんですかね、自分で言うのもおかしな話しですけど、繊細だったんでしょうねー(白目)。」

 

そんな西尾だが、大学進学から心機一転。

ほとんどの授業に出席し、課題も9割以上提出するようになる。

 

西尾「五教科はもう嫌い(笑)。やりたくないって分かってましたから、大学はやりたかったことをやれるんで、いろいろ改めてやろっかなーと思ってですね(笑)。ただ、学科の1期生だったということもあって、勉強の仕方とかも分からないし、先生方に本当にお世話になりっぱなしでしたね。で、先生たちって知識量が凄くって、どうすればあんな感じになれるのかって考えた時に、あっ、大学院へ行けばなれるんじゃね?って思っちゃって、進学しちゃいました(笑)。」

 

大学院では医師の指導教員のもと、末梢循環系に関するものを扱いたいと『冷え症』をメインテーマとする。

 

西尾「鍼灸の研究って大まかな現象を捉える研究はもうやり尽くされた感があって、これからは鍼灸をしたら何でそれが起こるかを細かく分析していかないといけない段階だと思うんです。ただ、冷え症って主観的で、要因が複雑で、様々な要素が絡み合ってできている病態なので、自分の理解力じゃ手に負えなかったというのが正直な感想です。どうしても、体の中の反応って物理や化学の原理原則を使って展開していくことも多くて、解析ソフトは微分積分の知識だったり、完全にキャパオーバーでした(笑)。医者って凄いなと改めて思いましたね。それから、実習助手として働いていたこともあって、『何でそこにそれをするのか説明できないなら、するな。』という方針を徹底されましたし、鍼灸師としてのプライドを埋め込まれたのも院生時代でしたから、それはとても良かったなと思っています(笑)。」

 

様々な挫折や体験をしてきた西尾。

今でも自分の中でいろいろ葛藤する毎日だと言う。

そんな経験や葛藤を糧に、今まさに患者さんに接し、頭の中に描いているものを実行している。

 

(情熱大陸エンディングテーマ)

 

西尾「在宅医療と聞くと高齢者のイメージが強いと思うんですけど、鍼灸の場合はそうじゃないんです。中・高生のスポーツ現場にだって行くし、職場に行って産業鍼灸だってするし、介護や育児で家を離れられない人のとこだって行くし、交通不便地域にだって行く、すべての人が対象なんです。確かに未解明な部分も多くてエビデンス不足な部分は拭えませんし、普及率だって全然満足いくものじゃない。だから一般の方はもちろん、医師をはじめ、すべての医療職・介護職に鍼灸の良さを知ってもらう活動をもっとして、もっと連携を深めていかないと化石になっちゃうと思うんです。鍼灸は発展途上な分、未知の可能性が眠っているから、もっともっとエビデンスを蓄積して、鍼灸師の活動幅を広げることができれば、これからの疾病構造や社会構造の変化による課題に対して、解決の一助を担える存在になれる可能性は十分にあるんじゃないか、そう信じています(笑)。」

 

鍼灸のチカラで、セカイを幸せに。

 

《終》


最終更新日:2020年5月21日 文責:西尾

 

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